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2011.1.11きく
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みつばちセミナーにいってきました 前編

みなさん「ハチ」と聞くとなにを思い浮かべますか?
7の次?忠犬?植木?

今回はミツバチについて。

2010年、年の瀬のある日。富士見町コミュニティプラザで開催された「第2回 みつばちセミナー」におじゃましてきました。このセミナーはミツバチを通して「生物多様性」や「持続可能な社会」を考える団体「NPO みつばち百花」と富士見町の魅力や地域資源の発信を行う市民グループ「知ってもらざあ おらほーのまち会」そして富士見高校の「養蜂部」のみなさんによって開催されている「人とミツバチと自然環境にやさしいまちづくり」を考えるプログラムとのこと。

いきなりビッグビー


コミュニティプラザ2階の会場に到着すると富士見高校養蜂部の皆さんが受付をしてくれました。受付の机には巨大なハチが入った瓶や養蜂部の皆さんの活動写真、自然やハチについての書籍など早速Beeな雰囲気満点の品々が!会場を見渡すと10分前だというのに既に沢山の参加者の皆さんが開演を心待ちにしていました。

ミツバチの視点から見えてくる風景について

最初のプログラムはNPOみつばち百花代表理事の朝田くに子さんの講演です。「ミツバチの視点から見えてくる風景について」というテーマのもと、スライドを使ってミツバチの生態や自然との関わり、そして人間社会との関係性までをわかりやすく紹介してくださいました。

ミツバチが花々を巡って集めるものは「花の蜜」と「花粉」の2つ。その量や種類を見ることでその周辺の環境も評価することが出来るということ。沢山の種類の植物が育ち花粉もモリモリ採れるような場所は人間にとってもミツバチにとっても素敵な環境なんだそうです。人間とミツバチ、居心地のよい所のツボは一緒なんですね。

それとミツバチにも好きな花とあまり好きじゃない花があるのだそうです。好き嫌いがあるのも人間と同じですね。

ミツバチのピンチから気づく

気の合う人間とミツバチとの関係だったのですが、昨今の自然環境の変化や農業の変化、そして食の変化の影響で蜜源や花粉源となる植物がぐっと減少してしまったとのこと。そして現在も減少は続いているそうなのです。人間の都合による環境変化の影響で、ずっと寄り添ってきたミツバチのみなさんがピンチに。これは何とかしないといけない。そうして始まったのが「みつばち百花プロジェクト」という取り組みなのだそうです。

自然の生態系をもう一度復元して、人間がその自然と共生できるような地域づくりを考えるプロジェクト。それは同時に、ミツバチが「なんと暮らしやすい!」と思える環境をもう一度作る事と方向が重なります。言い換えればミツバチとの仲直りプロジェクト!

ミツバチの住みよい場所

このプロジェクト、具体的にはいくつかの地域で生息するミツバチの数を増やす運動をひとつの活動とされているそうです。

ミツバチが増える、育つ→ミツバチが生息しやすい地域に→人間にとっても豊かな地域→だいぶとハッピー!こう言う感じで合っていますでしょうか?

東京は国分寺や三鷹(都会でもミツバチはたくましく生きているんですね!)、岩手県柴波町、福島県飯舘村での事例の紹介に続き、ここ富士見町での取り組みのお話しに。2010年の8、9月にみつばち百花の方が富士見町、富士見高校養蜂部を訪問され合同ミーティングを開催。地域の方々、養蜂部の部員さん達と協力してミツバチが喜ぶ環境づくりの第一歩が踏み出されました。

この地域に生息するミツバチを増やすために。ミツバチが安心して暮らせる環境を作るために。そしてミツバチを通して人間と自然とが一番いい形で関わりあう素敵な場所となるように。活動はこれからも進んでいくということ。楽しみですね。

40分ほどの講演が終わり、会場には大きな拍手が響き渡りました。

豊かな連鎖

僕は今回の話をお聞きして、いつかどこかで見たアインシュタイン博士の

「もしハチが地球上からいなくなると、人間は4年以上は生きられない。ハチがいなくなると、受粉ができなくなり、そして植物がいなくなり、そして人間がいなくなる」
If the bee disappears from the surface of the earth, man would have no more than four years to live. No more bees, no more pollination, no more plants, no more man.


という言葉を思い出しました。

この言葉だけ受け取るとなんだか怖い印象を受けてしまうのですが…。講演を聞いた後には「ということはミツバチが増えれば植物も生き生きと育ち、環境はよくなり、人間にとっても豊かな世界になる?」となんだか勝手に前向きな気持ちになりました。

ハチは人を刺すし、なんだかすごい色しているし、怖い。なんとなく持っていたそんなイメージもグルッと変わって、今となっては友人のような気分です。今度会ったらあいさつをしよう。

身近な昆虫「ハチ」の生活をちょっと気にしてみると、自分の住んでいる地域の環境がぐいっとクローズアップされて見えてくるのかもしれません。虫メガネですねぇ。

セミナーの後半で行われた養蜂部プレゼンツのワークショップについては
後日後半の記事にてお伝えします!
可愛いミツバチとたくましい花粉・蜜も登場!お楽しみに。


今回のセミナーの様子は 知ってもらざぁ おらほーのまち会のみなさんが運営されている富士見町の素敵な情報サイト「Oraho! Fujimi」で公開されています。過去や今後のセミナーについての情報も公開されていますのでぜひ!

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