更新日時執筆者キーワード
2010.7.24きく
この記事をリツイートする! 9 この記事いいっすわポイント投票

第7回 八ヶ岳自然文化園クラフト市

梅雨もあけた7月の下旬。今年も八ヶ岳の麓原村にたくさんのクラフトマンと作品が集まりました。毎年夏と秋の2回開催されている「八ヶ岳自然文化園クラフト市」のレポートです。

晴れ渡る空に並ぶ素敵な作品たち

今回イベントリポートに行ってきました「八ヶ岳自然文化園クラフト市」は今回で第7回目。毎回全国から100組を超える作家さんが集まり、地元諏訪はもちろん、県外からも多くの人々が訪れる原村の夏の訪れらしい人気イベントです。今年も園内の緑まぶしい芝生と心地良い日陰を作ってくれる木に囲まれた広場には沢山のテントやタープがずらっと並びます。

クラフト市、沢山の工房ブースが並びます。

広い原っぱにずらっと並ぶ工房ブース

それぞれのブースには出展作家さんや工房の個性豊かな作品が所狭しと展示され、会場のそこかしこからお客さんとクラフトマンとの賑やかな会話や謎の楽器の音色が聞こえてきます。

今回は実行委員長さんのおはなしを

スワッシュでは昨年もこのイベントに参加していくつかの作家さんや作品を紹介してきましたが、今回はちょっと視点を変えて「このイベントを作っている人」にスポットを当てたいと思います。
早速イベント開催中の会場で実行委員長であり出展者でもある公文さんと実行委員会の皆さんにお話をお伺いしてきました。日差し降りそそぐ昼下がり。木陰の下に広げられたテーブルには高原の涼しい風が吹き抜けます。

まずはこのイベントについて教えてください

この「八ヶ岳自然文化園クラフト市」は毎年夏と秋の2回開催されていて、今回が第7回目になります。八ヶ岳自然文化園さんの広場や施設をお借りして、全国から集まったクラフトマンや工房が作品を並べて文字通り「クラフトの市」を開催しています。今回は3日間に渡っての開催です。ほら、なんとなくみなさん日に焼けた感じがあるでしょ?(笑)2月頃から募集を始めたんですが、なんと今年は約400組くらいの応募があったんですよ。夏と秋2回分をいっぺんに募集したからというのもあるけど、それでも作品のジャンルやバランスが偏らないように調整するのは苦労しましたね。

体験コーナー

体験コーナーには沢山の工房が並び、道具の音や材料の香りがあふれていました

クラフト市ということで作品の展示と販売が主な目的なのですが、今回からは「体験コーナー」ということで、八ヶ岳自然文化園の施設内にクラフトを「体験できる」ブースを設置しました。作家さんがそれぞれのジャンルでの「作品づくり」をお客さんに体験してもらえるように材料から道具まで揃えてもらうっていうね。これがお客さんにもなかなか好評で、自分が作った作品を持って帰ってもらうっていう新しい楽しみ方を用意することができたかなと思っています。

体験コーナー 筆入れ中

お客さんも真剣。完成品は思い出といっしょにお持ち帰り。

長野県には沢山のクラフトイベントがあると思うのですが、このイベントの「ならでは」を教えてください。

この「クラフト市」ではあくまで作品が主役であるように、コンセプトをはっきりさせて準備から開催までを行っています。クラフト系のイベントにも色々と種類があって、イベント企画会社が運営しているものや自治体が主催する町おこし的なものもあります。

その中でこのイベントの特徴としてはあくまで「クラフトマン自身」が運営しているということですかね。私たち実行委員会の面々も実際にこの八ヶ岳の麓で活動しているクラフトマンですし、作家がどういう形で参加するイベントがベストなのかをしっかりとコンセプトに盛り込むことができます。作り手がどう見せたいか、どういう空間であるべきかってのを徹底していればきっとお客さんにも楽しんでもらえると思っていますね。

八ヶ岳自然文化園 クラフト市ブースの様子

そこらじゅうから作家とお客さんの楽しげな会話が聞こえてきます。

具体的にはですね、たとえばこのイベントはとにかく作家とお客さんとの距離がとても近いんですよ。見渡してもらってもわかると思うけど、なんだか自由な雰囲気あるでしょ(笑)お客さんも作品について気軽に作家に話しかけてくれるんですね。作品を通してコミュニケーションをとることはクラフトマンにとってもお客さんにとっても一番楽しいことだと思うんですよ。買ってもらえるかも重要ですけど、なにより使う人の声っていうのが僕たちにとってはとても大切なんですね。お客さんとしても、この作品はどういう考えで作られたのか、材料はなんなのか、どんな使い方ができるかを知っていると知らないとでは全然違ってきますよね。愛着ももってもらえると思います。

次はみのりの秋の開催ですね。

八ヶ岳自然文化園 クラフト市 公文実行委員長

実行委員長の公文さん。陶芸の作家さんとして出展もされていました。

はい、「秋の市」ということで、10月9日から今回と同じように3日間開催されます。出展者もがらっと変わりますので今回来ていただいた方にも楽しんで頂けると思います。長野県はクラフト王国と言っていいほど作家さんや工房も、またこういうクラフトイベントも沢山ありますが、このイベントは作家とお客さんが近いイベントとして、またこの最高のロケーションの中で自由で気持ちの良い雰囲気のイベントを開催していければと考えています。みなさんぜひお気軽に遊びに来てくださいね。

八ヶ岳自然文化園の菩提樹

大きな菩提樹の木陰で思い思いの楽しい時間を過ごすお客さんと作家さんでした。

3日間初夏の晴天に恵まれた第7回八ヶ岳自然文化園クラフト市。緑に包まれた会場ではイベント終了のその時まで作家さんやお客さんの笑い声や歓声が(中には歌声も)つづいていました。

八ヶ岳自然文化園 クラフト市

会場:八ヶ岳自然文化園(〒391-0115 長野県諏訪郡原村17217-1613)
次回は2010年10月9日(土)、10日(日)、11日(体育の日)に秋の市開催
http://www.yatsugatakecraft.com/

前の記事:
次の記事: