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2011.2.9スワッシュ.JP
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みつばちセミナーにいってきました 後編

ミツバチと人間の関係から沢山のことを考えさせられた『みつばちセミナー』前半を終えまして、後半はワークショップの時間。富士見高校養蜂部のみなさんプレゼンツの2つのワークショップが用意されているとのことです。司会進行によって内容の説明が始まろうとしているその時!会場入口から黄色い影がっ!

なんともかわいいミツバチコンビの登場です。富士見高校養蜂部のマスコットキャラクターの2人によって1つ目のワークショップの説明が始まりました。

富士見蜜源カレンダーづくりワークショップ

1つ目のワークショップは「富士見蜜源カレンダーづくりワークショップ」。会場を囲むようにグルッと設置されたホワイトボードには3月から11月までの年間カレンダーとそれぞれ「草本」「園芸」「樹木」「作物」という4つのラベルが貼られています。どんなワークショップかというと、富士見町にある蜜源(ハチが蜜を採集することのできる植物)を4つのジャンルに分け、カレンダーの上に貼っていこう!というものだそうです。それでは早速ペンを持って…

ちょっと待ったぁぁぁ!!!

突然登場した、これまた2つの大きな影。大きな花と…モン…ブラン?勢い良く新キャラの登場です。自己紹介によると花の形をした彼は「ミツコ・デラックス」さん。なるほど、蜜の精霊のようです。その相方は「かっふんだ」さん。こちらは花粉の精霊。この蜜源コンビの登場によってこのワークショップの成功は間違いないといった雰囲気に。(なったと僕は感じました)

それぞれのテーブルには付箋紙が配られ、参加者の皆さんによって次々と植物の名前が書き出されています。「あれは何月の花ずら?」「これって蜜源かね?」「他になにかあるかやぁ?」
といった話し合いの中、カレンダー上には次々と付箋紙が貼られていきます。蜜源コンビの二人は、なにやら分厚い本を片手にそれぞれのカレンダーを巡りながら、その植物が蜜源であることを表す「蜜シール」と「花粉シール」を貼ってくれています。


やがて4つの紙の上にはそれぞれびっしりと植物の名前が並び、どれが実際に蜜源なのかが一目でわかるステキなカレンダーの完成です。こんなに便利なもの、ミツバチが見たらヨダレものですね。プロポリスの生成に支障が出なければいいのですが。

身近にある植物の中でも、どの季節のどんなものが蜜源になっているのか。改めて見てみると知らないことばかりです。

みつろうクリームづくりワークショップ

そしてセミナーワークショップは2つ目のプログラムへと進みます。「みつろうクリームづくりワークショップ」と題されたこのプログラムは、ミツバチの巣からしっとりすべすべなハンドクリームを作ろうというもの。ハチの巣からハンドクリーム?どんな手品でしょうか、まったく想像がつきません。

養蜂部のミツバチコンビのお2人の説明によると、ハチの巣はなんとロウでできているらしい!羽化後約1週間たったミツバチのお腹からはわずかなロウが分泌されるらしく、そのロウをなんどもなんども顎で噛み続けたものが「ミツロウ」となり巣作りの材料になるとのこと。採蜜(ハチミツを採取すること)した後の巣。これを水洗いしてグツグツ鍋で煮た後、不純物を取り除きしばらくそっとしておくことで「ミツロウ」を取り出すことができるのだそうです。

これがミツロウのかたまり。なんだかおいしそうです。

このミツロウを使ったハンドクリームづくりでは他に植物オイルとエッセンシャルオイルを用意します。植物オイルは肌荒れ防止や保湿効果、抗菌効果や消炎効果まで加えることができるようです。もう一方のエッセンシャルオイルは植物に含まれている揮発性芳香物質を集めたもので、肌はもちろん身体や心身にもリラックスやストレスの緩和などの効果があるとのこと。ミツロウ、植物オイル、エッセンシャルオイル。今回のクリームづくりに使われる材料は全て安心安全な植物由来!これが大きなポイントですね。

今回の材料:植物オイル/ホホバオイル、カレンデュラオイル エッセンシャルオイル/ラベンダー、ティートゥリー

さてさて、各テーブルでは早速みつろうクリームづくりがスタートしています。まずは小さな持ち手付き計量カップにミツロウと植物オイルを入れ、ロウソクの火にかざしながらゆっくりゆっくりかき混ぜていきます。「火との距離が難しい。すすが付いちもう。」テーブルからは苦戦の言葉もちらほら。

こぼさないよう、ゆっくりゆっくりかきまぜて…

はじめは固体だったミツロウが全部とろとろに溶けきった頃、ちょっとだけミツロウが白っぽくなったタイミングでエッセンシャルオイルを加えます。
会場によい香りが漂ってきました。

辺りはオイルのよい香りでいっぱいに

更に優しく優しくかき混ぜながら頃合いを見計らって容器へ。冷えてくると全体が薄いハチミツ色をしたなめらかで柔らかなクリームの完成です。

トロンとなめらかなみつろうクリームの出来上がり

その場でクリームを手に塗ってみた方の感想を聞いてみると「すっごくしっとり。しっかりと保湿されている感じもあってこれはいいよ!」「香りがステキ。しばらく自分の手を嗅いでいたくなっちゃいます(笑)」などなど。みなさん大満足の中、最後は先ほど製作したカレンダーの講評が行われこの日のセミナーのプログラムが全て終了しました。

講演やワークショップの中でミツバチについて多くのことを考えることができた、採りたて蜂蜜のように濃い3時間半。地元の宝を知ってそれを守っていくために、色々な視点で見直していくことは大切と強く感じたひとときでした。

もうすぐ(?)やってくる春。せっせと働くミツバチを見かけたらちょっとだけその目を借りて、周りの自然や環境、そして私たちとの関わりなんかを覗いてみるのもいいかもしれません。

次回、第3回みつばちセミナーは2011年2月12日に富士見町コミュニティプラザで開催されるとのこと!ハチミツとのくらしへと更に更にぐっと近づける沢山のプログラムが予定されているそうです。みなさんも目からミツロウな体験をぜひ!詳細はおらほー!富士見さんウェブサイトから。

※高校生のみなさんの写真は養蜂部顧問の先生に許可をいただき掲載しています。

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