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2010.12.26花太郎
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記念日に世界に一つの彩りを。ブライダル染花みむら

SWASH.jpものづくりCH。

今回お話を伺ったのは、夫婦で貴金属店を営む傍ら趣味で花嫁さん向けのコサージュや観賞用のお花などを手掛けるブライダル染花「みむら」の三村一枝さん。

恥ずかしながら「染花」というジャンルを全く知らなかった花太郎。染花歴20数年の三村さんから、今日はどんなお話を聞けるのでしょうか。
ドロップ、レインボー、花太郎の三人で伺ってきました。

ライトアップされたディスプレイに迎えられ、お店の中へ。

三村さんのお店は、上諏訪駅から国道20号を茅野方面に徒歩約3分。
大正ロマン風の建物が目印のお店には、大人の背丈ほどの大きな花からクリスマスにちょうど良さそうなリース、そして女性向けのコサージュなどが壁一面に飾ってあります。
「染花」という言葉のイメージから、本物の花を染めてドライフラワーのようなものにするものかと思っていた花太郎は本物を見てびっくり。
遠くから見たら本物にしか見えない花達は、全て三村さんが布と針金、それから綿などを使って花びら1枚から作っているというのです。

この時期は、クリスマスにピッタリの様々なリースが壁一面に飾ってあります。

ーこれらはどうやって作っているんですか?

「ほら、いまここに作りかけのやつがあるけどこうやって花ビラの形に布を切ってね、花びらの部分にこてを当てて丸みをつけるの。
それを重ねて糸で縫っていくの。この花びらは白く見えるけど、ピンクに染めてあるのよ。元々の生地は真っ白で、ブライダルなんかだとサテンやビロード、シルクなんかが多いかしら。」

繊細で可憐な三村さんの染花。花びら一枚一枚、すべて手作りです。

ーえっ!?本当だ、何枚か重ねるとうっすらピンクに見えますね!!売ってるんじゃないんだ・・・。

「全部染めるのよこれ。何種類か基本の色があってね、それを混ぜ合わせて染めるの。その人の顔に合わせてね。
それに流行の色もあるから、雑誌を買ってきて参考にするの。去年と今年だと微妙に色が違うから去年のはダメよ(笑)」

ーすごく、手間のかかる作業なんですね。ひとつ作るのにどれ位の期間がかかるんですか?

「う~ん、数ヶ月掛かるものもあるけどあんまり気にした事はないわ。だって作ってるときは寝るのも忘れるくらい気合入れて集中してるから。
このお店は7年くらい前に作ったんだけど、このお店がないときは家のお勝手で作ってたの。それくらい好きなのよ。」

ーすごいです。その情熱を自分も見習わないと・・・。あちらにコサージュも沢山ありますが、どういった方が注文されていくんですか?

「成人式だったり、何かの発表会だったり。やっぱり結婚式が多いかしら。多いっていってもそんなに多くはないけど(笑)
ドレスなんかは自分で選ぶけど、コサージュを作ってもらおうっていう所まで考えないのねきっと。」

淡く清々しい染花は、結婚式の花嫁さんを連想させます。

ーたしかに・・・。これからそういう方が増えていったらいいですね。でも実際作られた方は喜ばれるんじゃないですか?

「皆さん喜んでくださるの。花嫁のお母さんが礼服のままお礼を言いに来た事もあったわ(笑)
花嫁のドレスって、ドレスにコサージュ、手袋なんかが全部一緒になってるじゃない。例えば、青一色とか。
最近の若い女性は、車も服もバッグも、バッグの中身も自分で選ぶでしょ。だからコサージュなんかも自分で選んで欲しいの。ドレスについてくるものじゃなくってね。」

ー全部一緒だと無難なような気はするけど、自分の為に作られたものを身につけて結婚式をあげられるって素敵ですもんね。

「だってね、可愛らしい女性には可愛らしい花が似合うし、キャリアウーマンみたいな女性にはかっこよくて存在感がある花が似合うでしょ。
色だって、人それぞれ顔の色が違うんだから似合う色も違うのよ。」

ヘッドアクセも三村さんの手に掛かるとこんなに素敵な雰囲気に。

ーでは、本人に合うように色も調節しながら作るんですか?

「そうよ、その人のイメージが頭を思い浮かべながら染めるの。この人はこんな色が似合いそうだなって。最近は花嫁さんやご家族と一緒に染めることもあるの。
花嫁さんは「本当にあの人でいいのかしら・・・」なんて言いながら染める事もあるけど(笑)やっぱり、自分も作るのに参加すると思い入れも違ってくるし、大切にしてくださると思って。」

ーそれいいですね!!結婚式当日もまた違った感動がありそう。花の種類や形なんかも、やっぱり本や実物を参考にするんですか?

「花を見て作っちゃダメなの。私の師匠に、「実物を見ちゃダメ。自分の中の花のイメージで作ってください。」って言われたの。
だから、本物とは違うつくりをしている花や元々存在しない形の花もあるの。」

店内の作品について丁寧に説明してくださる三村さん。

ーでも逆に、花好きで普段から接してたりよく見てないと出来ませんね。自分なんか全然疑問に思いませんでした。

「花は大好きよ。花を束ねるリボンなんかも大好き。わざわざリボンを東京まで買いに行ったりすることもあるの。それに花を生ける花瓶も大好き。
注文を頂いたときは、飾る場所を見てこれくらいの大きさで、こんな感じの花瓶で、それにこんな感じの花を飾ったらいいなって全部一緒に考えるの。」

ー全部一緒に考えるんですか!!トータルでコーディネートされるってすごいですね!!

「そんなに大したことじゃないわよ。全部好きなの。全部好きだから自然と一緒に考えちゃうの。」

花瓶に飾られていた染花を手に取り、三村さんと花太郎はものづくり談議。

ー変に横文字使っちゃって恥ずかしい・・・(笑)最後に諏訪の良さについて教えてもらってもいいですか?

「う~~~ん、諏訪の良さね~・・・・。若い人たちは、東京やいろんな所に出て行くから諏訪の良さって分かるんでしょうけど。
ずっと諏訪に住んでるから、良く分からないわ(笑)」

ー分かりました。三村さん今日は本当に長い時間ありがとうございました。

「あらあら、こちらこそ長い時間引き止めちゃって。私なんかで良かったのかしら?あとお菓子食べて行ってね。食べるために出してあるんだから(笑)」

花びら一つ一つを重ね合わせ、こんなにボリュームのあるお花に。まるで本当に咲いているよう。

三村さん、本当に明るく楽しい話を聞かせてくださってありがとうございました。
ドロップ、レインボー、花太郎の三人は逆に元気を頂いたようです。

諏訪の魅力に惹かれ諏訪に移住する人
諏訪の魅力を再発見し諏訪に戻ってくる若者

色んな人が住んでいる諏訪という地域。
でも今日の素敵な諏訪のそっこを作っているのは、ずっと諏訪に住んでいて地域に根ざした楽しい活動をしている三村さんのような方なんだなと思いました。

次回のものづくりCHはどんな方のお話が聞けるんでしょうか。今から楽しみです!!それではまた!!


ブライダル染花 みむら


〒392-0004
諏訪市諏訪1-5-20
Tel :0266-52-0625
Fax:0266-52-0630
営業時間:10:00~18:30
定休日:水曜日
http://www.za9za9.com/dbs/shousai.php?no=02665206250

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